水出し紅茶の特徴とおすすめの入れ方~自宅で美味しい水出しアイスティーを飲もう

水出し紅茶を作ったことはありますか?ジャグやペットボトル、タンブラーで、誰でも簡単に作れるので、暑い季節にはもちろん、忙しいときも手軽に美味しい紅茶を飲むことができます。特徴やおすすめの入れ方をご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。自宅でも外出先でも水出し紅茶を楽しみましょう♪

[1]水出し紅茶とは?

水出し紅茶とは冷水で茶葉を抽出したアイスティーです。熱湯で抽出した後に冷まして作るアイスティーとは違い、紅茶の温度変化がないのでクリームダウン(※)が少なくきれいな色のアイスティーを楽しめます。

また、熱湯抽出の紅茶とは違った香りや味になり、紅茶の楽しみ方の幅も広がります。

そして、水出し紅茶こそ茶葉の質で勝負できるので、当店では自信をもって水出し紅茶をすすめています!また、水出し紅茶は下記のような方にもおすすめです。

・コーヒーは飲めない
・甘いジュースは飲みたくない
・刺激がないものが飲みたい

ゴクゴク飲めて気分もスッキリとさせてくれる水出し紅茶はは暑い夏にピッタリです。

※クリームダウン:紅茶の水色(すいしょく)が濁る現象で、おいしさの成分である紅茶のタンニンとカフェインが結合し、冷やされることで、目に見えるようになったもの。味には影響がありませんが、見た目には歓迎されないことも。

アイスティーには2種類ある

アイスティーには2種類あります。ひとつは、コクや渋みなど、紅茶本来の味がきちんとするアイスティーで『本格アイスティー』と呼んでいます。

そしてもうひとつは、水で抽出したコクや渋みが軽く透明感があり、きれいな色が楽しめる『水出しアイスティー』です。

最近は、夏の暑さに疲れた身体に優しい「水出し紅茶」が知られるようになりました。水出し紅茶の良さは、簡単に作れる(失敗しない)、タンニンとカフェインが出ないので身体に負担がかからない「癒しのドリンク」であることです。

ゴクゴクとお水のかわりに喉を潤すこともできます。一方、従来からあるアイスティー(本格アイスティーと呼ぶことにします)は、見た目が美しいこと、紅茶本来の味(コク・渋み)が感じられることが魅力です。

その日の気分や体調、TPOに合わせて、いれ方や茶葉を選んで楽しんでみてくださいね。

 

[2]茶葉の選び方

イメージするアイスティーに合う茶葉を選ぶ

イメージするアイスティーに合う茶葉を選びましょう。

イメージ おすすめの茶葉
さわやかアイスティー ヌワラエリア、ダージリン1stフラッシュ
きりっとアイスティー ウバ、ディンブラ
アイスミルクティー アッサム、ルフナ
ごくごくアイスミルクティー キャンディ、ケニア

茶葉のタイプ

茶葉のタイプは用途に合わせて選びましょう

<リーフ>
茶葉の量で濃さを調整できるので、好みに合わせて作ることができます。
ティーポットや鍋で大量に作ることもできるので、一気にたくさん作りたい方にもおすすめです。

<ティーバッグ>
当店ではティーバッグをおすすめしています。計量済みで手間いらず。ジャグ(あるいはタンブラー)にティーバッグとお水入れるだけで作れるので、暑い夏にお湯を沸かす必要もなく、忙しい朝も短時間でつくることができます。

抽出後は茶こしで濾す必要もなくティーバッグを取り出すだけで、処理も簡単です。大切なのは茶葉の品質と鮮度。高品質・高鮮度の茶葉のティーバッグであれば、手軽に美味しい水出し紅茶が楽しめます。

[3]水出し紅茶の魅力

水出し紅茶は暑い季節や忙しい方にもおすすめです。水出し紅茶の魅力は、

・簡単にできる
・作り置きが簡単
・優しい味わい
・ゴクゴク楽しめる

水出し紅茶はジャグやボトルを用意し、茶葉に水を注いで数時間待つだけ。夜冷蔵庫に入れておけば朝起きてすぐに飲むことができます。お出かけ時に、水筒やマイボトル紅茶とお水をいれて、外で楽しむこともできます。
水出し紅茶は優しい味わいでクセが少なく飲みやすく、ゴクゴクとお水がわりに楽しめます。コーヒーや紅茶の渋みが苦手な方にもおすすめです。

[4]美味しい水出し紅茶の入れ方

手軽でおいしい水出し紅茶は、小さな子供から楽しめる、暑い夏に大活躍の飲み物です。水出しだと紅茶のおいしさ成分であるタンニンとカフェインは出ませんが、夏の疲れた体や、胃やお腹に負担をかけたくない日にもぴったりです。

手軽につくれるので、実は1年中楽しめますよ。ゴクゴク飲める、やさしい水出しアイスティーのいれ方をご紹介します。

基本の水出しアイスティー【一晩冷蔵 冷水400ml 】

[用意するもの]
水400ml
ポット用ティーバッグ(内容量4g程度)またはティーバッグ2個
ジャグなどの給水容器

[作り方]
ジャグに水とティーバッグを入れます。ティーバッグなら、ポンッといれるだけ!
冷蔵庫に入れて、一晩待てばできあがりです。

ペットボトルで水出しアイスティー【 20秒シェイクの後、数時間 常温 】

[用意するもの]
水500mlのペットボトル
ポット用ティーバッグ(内容量4g程度)またはティーバッグ2個

[作り方]
水の入ったペットボトルにティーバッグを入れます。
20秒間シェイク、シェイク!
そのまま常温で数時間待てばできあがりです。冷蔵庫で冷やしてすっきり!

炭酸水出しアイスティー【一晩冷蔵 】

[用意するもの]
ペットボトルの炭酸水
ポット用ティーバッグ(内容量4g程度)またはティーバッグ2個

[作り方]
ペットボトルにティーバッグを入れます。
(あらかじめ30ml程度量を減らしてから。吹きこぼれ防止のため。)
冷蔵庫に入れて、一晩待てばできあがりです。
(キャップをあけるときはゆっくりと。)

甘みのついたサイダー出しもおすすめ。お子さまにもぴったりです。また、脚つきのグラスに注いで、ウエルカムドリンクにも。簡単モクテルのできあがり!

おいしい水出しって!?秘密は<鮮度>

Q『使う紅茶は、どんな紅茶でもOK?』
A. いいえ!水出しこそ、「鮮度が命」なのです!
な・ぜ・な・ら……
使う茶葉の鮮度で、こんなに違いが!

↓↓↓比べてください↓↓↓
上質で新鮮な茶葉         そうでない茶葉
[旨味][香り][甘味] VS  [苦味][色だけ][すべてが平坦]

□紅茶のおいしさ成分(カテキンやテアニンなど)の多くは、輸入元や保管状態により消失
□水出しは熱湯に比べて抽出しづらいため、おいしさ成分のない茶葉はえぐみが出て苦い味に
□一般的な水出し紅茶は、悪い茶葉が多数

だ・か・ら……
水出しこそ、品質が大切!BEAUTY & HEALTHに効くのは新鮮な茶葉だけ!
カレルチャペック紅茶店は絶対的な自信あり!
おいしい水出しアイスティーには、新鮮な茶葉を使うことが絶対条件。水出し紅茶こそ、高品質茶葉を選びましょう。

本格アイスティーの作り方

水出しとの違いを楽しみたい方へ、お湯から抽出するオンザロック方式でいれる本格アイスティーの作り方もご紹介します。紅茶の風味をきちんと楽しみたいときにおすすめです。

[作り方]― ≪オンザロック方式≫
1.ホットティーと同じく、くみたての新鮮な水を強火で沸かします。
2.温めたポットに人数分の茶葉かティーバッグを入れます。
3.沸騰したてのお湯(ホットティーの1/2量)をそそぎ、2分程度むらします。
4.茶葉をこして(ティーバッグは取り除いて)別のポットにそそぎます。
5.甘味をつける場合はここで。グラニュー糖がおすすめです。
6.グラスいっぱいに氷を詰め、上から紅茶が氷に当たるようにそそぎ、一気に冷やします。

<クリームダウンを防ぐポイント>
①タンニンの少ない種類の茶葉を使う(キャンディ、ヌワラエリアなど)
②タンニンが多いものは、むらし時間を短めにし、タンニンの抽出を控えめにする

クリームダウンを気にしすぎると、薄くて味も香りもないものになってしまいます。きちんとおいしいアイスティーを目指すことが大切です。クリームダウンが気にならない、アイスミルクティーにするのもひとつの方法です。

[5]美味しい水出し紅茶をつくるポイントまとめ

①高品質&高鮮度の茶葉を選ぶ
②イメージに合った茶葉を選ぶ
③入れ方の違いによる味の変化を知る
④氷にこだわる

④の氷についてですが、市販の氷は、長い時間をかけてゆっくりと凍らせるため、結晶が大きく強く結びついて、溶けにくいという特性があります。

おいしくて見た目も美しい本格的なアイスティーにしたいなら、ぜひ市販の氷を使ってください。透明の氷が入ったアイスティーは本当にキレイです。

家庭用の冷蔵庫でつくる氷は、大急ぎで凍らせるため結晶がゆるく、すぐに溶けてしまいます。

水っぽい残念なアイスティーにならないように氷にもこだわってみてはいかがでしょうか。

[6]水出し紅茶の飲み方

ストレート

水出し紅茶はストレートで飲むのがおすすめ。クセや渋みが少ないので飲みやすく、香りを楽しむことができ、お水がわりにゴクゴク飲んで喉を潤すこともできます。甘くしたい場合はシュガーシロップをお好みで入れてください。

ミルクティー

水出し紅茶は渋みが弱いのでミルクティーに不向きだと言われますが、ミルクを入れても美味しく飲むことができます。濃厚な味を引き出したい場合は抽出時間を長くするのがおすすめです。

[7]水出し紅茶のカフェイン量

紅茶のカフェイン量は抽出する水(お湯)の温度が高いほど多くなります。水出し紅茶は冷水で抽出するので、熱湯抽出よりもカフェインが少なくなります。暑い夏の疲れた体に優しく楽しめますね。

[8]水出し紅茶の注意点

水出し紅茶は冷蔵庫に入れていても、一両日中、できたら当日中に飲むことをおすすめします。時間が経ってしまうと、やはり味が落ちてしまいます。そして、なんといっても、鮮度が高い紅茶を選ぶことが、おいしさへの一番の近道です。

[9]水出し紅茶を作ってみよう

一日が長い夏はいろいろな時間帯でティータイムを楽しめます。例えば、爽やかな早朝のティータイム。ひとりで早起きしてお茶の時間にしてはどうでしょう。水出し紅茶は簡単に作ることができ、ボトルやタンブラーを使えば外出先でも紅茶を楽しむことができます。香りや味が優しいので、お子さまでも美味しく飲めます。高品質・高鮮度の茶葉を選び、茶葉の種類や抽出時間を調整して、自分好みの水出し紅茶を作ってみてくださいね。

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