もっとミルクティーを好きになる7つのレシピ【基本~アレンジ】

突然ですが、英国では紅茶を95%以上ミルクティーで飲む、ということをご存知ですか?英国の紅茶メーカーでは、ミルクティーで飲むことを前提としてテイスティングをしているそうです。今回は日本でも人気のミルクティーの基本~アレンジレシピをご紹介します。

[1]ミルクティーの魅力

 

やさしい色合いと味わいで、心もからだも包み込んでくれるのがミルクティーの魅力。

そんなミルクティーですが、紅茶に個性の強いミルクを入れるところが、完成度を高めるための大切さでもあり、おもしろさでもあります。

茶葉、ミルク、甘味、スパイスなど、入れ方や量、組み合わせを掛け合わせると、いれるたびに違ったミルクティーができあがります。そのバランスや調和を自分でイメージしながら、特別の一杯をいれてみましょう。

[2]ミルクティーのレシピ

今回は、基本のミルクティーから変化を楽しむアレンジレシピまで、7つのミルクティーレシピをご紹介していきます。

心も体も温まる熱いミルクティーや、紅茶の味をきちんと楽しめるアイス ミルクティーなど、「これぞ我が家のミルクティー」といえる、自分のミルクティーを見つけてみてください。

基本のレシピ

■ 濃いミルクティー(ロイヤルミルクティー)

ミルクがたっぷりのものを「濃いミルクティー」というのではありません。
濃いミルクティーとは、“濃い紅茶+ミルク”のことです。

【ミルクの比率について】
基本的に比率は好みで決めてよいと思います。全体の温度を下げるほどにはミルクを入れないこと、紅茶以外の風味が強くなりすぎないようにすることに気をつけてみてください。

ミルクの比率を変えると、色も味も違った仕上がりになります。茶葉やミルクの種類、気分によって、その比率を変えていろいろなミルクティーを楽しんで下さい。

紅茶3:ミルク1 … セイロンティーや個性のあるミルクを使う場合に。
紅茶2:ミルク1 … アッサムやルフナ、フレバリーミルクティーに適しています。
紅茶1:ミルク1 … かなりミルクの風味が強い。アッサムやルフナ、スパイスを入れるときに。

[作り方]
1.くみたての新鮮な水を強火で沸かします。
2.温めたポットかカップに人数分の茶葉を多めに入れます。
3.ミルクの分を引いた量の沸騰したてのお湯をそそぎ、ゆっくり4~5分むらします。(お湯とミルクの量は、上記を参考に)
4.軽く温めたミルク(200mlを電子レンジで1分程度)を加え、さらに2分むらします。
5.茶葉をこします。(ティーバッグは取り除く)

*はじめは勘に頼らず、分量とむらし時間は正確に計りましょう。
*お湯をそそぐ際、ポットやカップの下にマットを敷くと熱が逃げず、紅茶のおいしさがよく出ます。
*おすすめの紅茶:ルフナ、ディンブラ、アッサム、ダージリンオータムナル

▼カレルチャペック ルフナ

▼カレルチャペック ディンブラ

▼アッサムCTC

■ 軽いミルクティー

軽いミルクティーでも、葉の持ち味を最大限に引き出すことが大切です。まず、1杯目をストレートで味わって、2杯目をミルクティーにしたいとき。そんなときでも、このいれ方だと軽くてもきちんとおいしいミルクティーになります。

[作り方]
1.くみたての新鮮な水を強火で沸かします。
2.温めたポットかカップに人数分の茶葉、またはティーバッグを入れます。
3.沸騰したてのお湯を入れ、ゆっくり2~4分むらします。
4.茶葉をこします。(ティーバッグは取り除く)
5.常温のミルクを入れたカップにそそぎます。

*むらし時間が長いので、ポットやカップの下にマットを敷きましょう。特に、1杯目をストレート、2杯目をミルクティーの場合は冷めやすいので要注意。
*このいれ方のときは、濃厚牛乳やコーヒー用クリーム、生クリームだと紅茶の風味が消えてしまいます。
*おすすめの紅茶:ウバ、ディンブラ、ダージリン2ndフラッシュ

▼カレルチャペック ディンブラ

冷たいミルクティーとアレンジレシピ

■ アイスロイヤルミルクティー

ホットティーと同じように、紅茶のおいしさをきちんと引き出したアイスティーは、クリームダウンしやすくなってしまいます。ですから、それが気にならないほどの濃いアイスミルクティーにしましょう。

美しくできあがるので、おもてなしにもぴったりです。

[作り方]
1.くみたての新鮮な水を強火で沸かします。
2.温めたポットに人数分の茶葉を多めに入れます。(ティーバッグの場合は2個でも)
3.沸騰したてのお湯をホットティーの1/2量そそぎ、ゆっくりとむらし、かなり濃い紅茶を作ります。甘味はむらした後に加えます。
4.グラスいっぱいに氷を詰め、冷たいミルクをグラス1/2量そそぎます。
5.紅茶が氷に当たるようグラスにそそぎ、一気に冷やし、紅茶の香りをとじこめます。紅茶とミルクがきれいな二層に分かれます。飲む直前にかき混ぜてください。トールグラスがおすすめです。

*ミルクティーは甘味を加えることでよりコクが引き立ちます。
*水色の濃い茶葉を選ぶときれいな亜麻色に。
*おすすめの紅茶:ルフナ、アッサム

▼カレルチャペック ルフナ

▼アッサムCTC

■ スコティッシュアイスキャラメルティー
本場イギリスでは定番のキャラメルティーをアレンジ。甘さたっぷりの一杯です。

[作り方]使用する茶葉…ミルクキャラメルティー
1.くみたての新鮮な水を強火で沸かします。
2.温めたポットに人数分の茶葉を多めに入れます。(ティーバッグの場合は2個でも)
3.沸騰したてのお湯をホットティーの1/2量そそぎ、ゆっくりとむらし、かなり濃い紅茶を作ります。甘味はむらした後に加えます。
4.グラスいっぱいに氷を詰め、冷たいミルクをグラス1/2量そそぎます。
5.紅茶が氷に当たるようグラスにそそぎ、一気に冷やし、紅茶の香りをとじこめます。
6.バニラアイスと生クリームをのせて、上からキャラメルソースをかければできあがり。

▼ミルクキャラメルティー

■ キャンブリックティー

はちみつとミルクで亜麻色になります。風邪気味のときに嬉しいジンジャー・アニス入り。

[材料](2杯分)
茶葉 キャディスプーン2杯
お湯 200ml
ミルク 100ml
ジンジャー・アニス・はちみつ 小さじ3

[作り方]
1.くみたての新鮮な水を強火で沸かします。
2.温めたポットに人数分の茶葉を入れます。
3.沸騰したてのお湯をそそぎ、ゆっくり4分むらします。
4.軽く温めたミルク(200mlを電子レンジで1分程度)を加え、さらに2分むらします。
5.茶葉をこします。
6.ジンジャー・アニスを加えればできあがり。

■ ジョリーミルクティー

夕食後のおもてなしの一杯におすすめです。

[材料](2杯分)
アップルティー キャディスプーン2杯
お湯 200ml
ミルク 100ml
ブランデー 小さじ2
グラニュー糖 小さじ2

[作り方]
1.くみたての新鮮な水を強火で沸かします。
2.温めたポットに茶葉を入れます。
3.沸騰したてのお湯をそそぎ、ゆっくり4分むらします。
4.軽く温めたミルク(200mlを電子レンジで1分程度)を加え、さらに2分むらします。
5.茶葉をこします。
6.ブランデーとグラニュー糖を加えればできあがり。

▼ロイヤルアップルティー

■ ミントミルクティー

さっぱりと甘い香りで人気のあるミルクティー。チョコレート菓子にも合います。

[材料](2杯分)
茶葉 キャディスプーン2杯
お湯 200ml
ミルク 100ml
ペパーミント 小さじ1
グラニュー糖 小さじ2

[作り方]
1.くみたての新鮮な水を強火で沸かします。
2.温めたポットに茶葉を入れます。
3.沸騰したてのお湯をそそぎ、ゆっくり4分むらします。
4.軽く温めたミルク(200mlを電子レンジで1分程度)を加え、さらに2分むらします。
5.茶葉をこします。
6.ペパーミントとグラニュー糖を加えればできあがり。

*おすすめの紅茶:ディンブラ、ヌワラエリア、ダージリン

▼カレルチャペック ディンブラ

▼カレルチャペック ヌワラエリヤ

[3]極上のミルクティーをめざそう

ミルクティーは、おいしくはいりましたか?ここで紹介したレシピは、お菓子にも軽いお食事にも合うおすすめのレシピです。バリエーションミルクティーを作るときにも、とにかくゆっくりむらして、紅茶の味を出し切って作ることを心掛けてみてください。

自分の中で、おいしいミルクティーをイメージして、それに近づくため何度もミルクティーをいれてみること、これに尽きます。さあ、極上のミルクティーをめざして、もう一度いれてみましょう!

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