紅茶で有名な国と茶葉の種類まとめ〜ギフトにおすすめの紅茶もご紹介

[1]有名な紅茶産地

紅茶は世界約20ヶ国で栽培されています。今回は紅茶産地として有名なインド、スリランカ、中国についてご紹介します。

インド

インドは世界最大の紅茶生産国です。ダージリン、アッサム、ニルギリはインド三大紅茶と呼ばれています。インドの地形は高低差が大きく、産地の気候風土によって茶葉の特徴が大きく異なります。

生産量の多い地域はインド北東部で、アッサム、カチャール、ダージリン、ドアーズ地方がその代表です。南インドでは、高地に位置するニルギリ地方を中心として、年間を通じて香り高い良質の紅茶を生産。インドは紅茶の国内消費量が多いことでも知られています。

スリランカ

生産量は世界第3位、日本への茶葉の輸出量は第1位のスリランカ。インド洋に浮かぶ島国で、セイロン島とも呼ばれています。

山脈が連なるこの島では、茶葉の産地が標高により大きく3つに区分けされ、ディンブラ・ウバ・ヌワラエリヤ・ルフナなど7つの産地があります。

1年中茶葉の生産が行われることでも有名。スリランカの紅茶はインドと比べて繊細で後味が爽やかなものが多いです。

また、インドと同様、紅茶の栽培に適した、標高差が大きい土地を持つため、各産地で様々な味わい深い茶葉が採れます。

中国

茶の発祥地として知られている中国。世界三大紅茶のひとつ「キーモン」の産地として有名です。緑茶、烏龍茶をはじめ、独特の風味をもった個性的な紅茶も多く生産されています。生産時期が6月～9月だけなので少量しか採れず、高値がつくこともあります。

[2]有名な茶葉の種類

世界には数多くの茶葉の種類があります。今回は有名なダージリン、アッサム、ディンブラ、ヌワラエリヤ、ウバ、ルフナ、キーモンについてご紹介します。茶葉の種類によって味や香りが全く異なるのでそれぞれの特徴を知り、茶葉選びの参考にしてくださいね。

ダージリン

紅茶のシャンパンとも呼ばれ、世界中で愛されているダージリン。インド三大紅茶の一つとしても有名ですが、世界三大紅茶のひとつにも数えられます。

甘く爽やかな「マスカテルフレーバー」と呼ばれる香りと上品な渋みはダージリンならではのもの。他の紅茶とは一味も二味も違う魅力があり、ファンの多い紅茶です。

年に3回の収穫期（1stフラッシュ、2ndフラッシュ、オータムナル）でそれぞれに特徴があり、毎年その仕上がりが注目される、紅茶で唯一ブランディング化された茶葉でもあります。

飲み方に関してはミルクを入れず、ストレートで飲むのがおすすめです。

アッサム

イギリス人によるインドでの紅茶栽培のはじまりの地。茶葉はコクのある強い味わいと芳醇な香りが特徴です。

90%以上がCTC製法でつくられ、ミルクをいれても色と味わいが残るため、ミルクティーによくあいます。フルリーフタイプは茶葉本来の若々しさが味わえ、ストレートでも。

※セイロンティーとは
スリランカ産の紅茶の総称をセイロンティーといいます。セイロンとはスリランカの旧国名です。

ウバ、ディンブラ、ヌワラエリヤ、キャンディ、ルフナがセイロンティーとして有名で、寒暖差のある気候とモンスーンの影響によって独特の風味を持ったセイロンティーは世界中で愛されています。

コアなファンの中には紅茶はセイロンしか飲まないという人もいるほどです。

ヌワラエリヤ

ハイグロウン（高地）と呼ばれる標高1,800～2,000メートルの場所にある産地です。日中と夜の激しい温度差により独特な渋みと高貴な香りが生まれ、「セイロンティーのシャンパン」とも呼ばれます。

ヌワラエリヤの生産地に自生するユーカリやミントの風味も茶葉に加わり、繊細で爽やかな風味に。ヌワラエリヤの茶園は少ないので希少性が高く、良品はとても限られています。

▼カレルチャペックのヌワラエリヤ

ディンブラ

標高1,200～1,600メートル（ハイグロウン）の産地。スリランカは紅茶の栽培に適していますが、ディンブラは特に土壌と気候条件に恵まれています。

フレバリーシーズンは12～2月。この時期の茶葉は、バラや柑橘系の香りとキレの良い渋みを楽しめます。

「セイロン茶の王者」とも呼ばれるディンブラ茶はどんな飲み方でもおいしいです。

▼カレルチャペックのディンブラ

ウバ

世界三大紅茶のひとつ。スリランカ南東部にあるウバの高地にて栽培され、寒暖差によって発生する霧の影響を受け、甘みと程よい刺激をもつウバ特有の味わいが生み出されます。

ウバフレーバーと呼ばれる独特なメントール香は好き嫌いが分かれますが、クセになる風味。水色は赤みのあるオレンジ色。

香りが良いのでストレートティーで飲むのがおすすめですが、爽やかなウバならではのミルクティーも楽しめます。

ルフナ

低地で栽培される紅茶はロー・グロウンと呼ばれますが、ルフナはロー・グロウンの中でも近年、オークションで最高値を付けるなど、近年注目を浴びている産地です。

コクが強くカラメルような香りと甘み・旨みを楽しめるのが最大の特徴。水色は濃いオレンジ色で、濃厚な味わいが楽しめます。色が濃く、強いボディーを生かしてミルクティーで飲むのもおすすめ。

▼カレルチャペックのルフナ

キーマン

世界三大紅茶のひとつ。キーモン、キームンとも呼ばれます。蘭の花香とスモーキーな奥深い香り、まろやかな味わいが特徴。葉の色は黒いですが、水色は明るく澄んでいて、ストレートで飲むのに適しています。超特級~3等級までランク付けされ、高品質のものはイギリス王室でも飲まれています。日本ではなかなおいしいキーマンが手に入らないのが現状です。

[3]ギフトにおすすめの紅茶

紅茶はギフトとしても人気です。大切なご家族やご友人へのギフトとしておすすめの紅茶をご紹介します。もちろん自分へのご褒美としても。ぜひ参考にしてくださいね

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ティーバッグ80p（4種×各20p）　3,240円

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ティーバッグ40p（8種×5p）　5,400円（税込）

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[4]お気に入りの紅茶を見つけよう

いかがでしたか？紅茶は種類が多いので「どの紅茶飲めば良いか迷ってしまう…」という方もいるかと思います。そんな時には、今回ご紹介した有名な産地で栽培された茶葉を飲んでみてはいかがでしょうか。きっとお気に入りの紅茶が見つかるはずです。そして、どの紅茶も品質が良く鮮度が保たれていなければ、その茶葉の特徴を味わうことができません。茶葉を選ぶ時には、いつ・どこの茶園で採れた茶葉か、またしっかりアルミ袋で密閉されているか等をチェックしてみてください。