おいしい紅茶をいれるために必要な紅茶道具と器をご紹介!

家で本格的な紅茶をいれたいけど、道具が多すぎて何から買えばいいかわからない…。そんなあなたに、まず初心者の方が最初にそろえておきたい道具、そしてその選び方まで紹介します。加えて、リーフティーやティーバッグでお茶をいれるときの道具の使い方も紹介しますので、ぜひ実践してみてください!

[1]初心者におすすめの紅茶道具は?美味しくいれるための道具

紅茶の道具を2種類に分けると、紅茶をいれるためのものは「道具」、紅茶を飲むためのものは「食器」となります。「道具」を選ぶときは機能として優れているか、「食器」を選ぶときは自分の好みを重視して選ぶとよいでしょう。

それでは、家で紅茶をいれるときにそろえておきたい「道具」からご紹介します。選ぶときのポイントも説明しているので、ぜひ参考にしてください!

キャディースプーン

キャディースプーンとは茶葉を量る専用のスプーンのことです。お茶をかき混ぜるためのティースプーンを使えばいいんじゃ?と思うかもしれませんが、茶葉の計量を正確に行うには小さすぎます。

美味しい紅茶を作るならぜひキャディースプーンから購入してみてください。キッチンで使うので、ステンレス製のものを選ぶのがよいでしょう。

ティーポット

ティーポットは紅茶をより美味しく味わうためには欠かせません。紅茶のおいしさは「フタ付きの容器でむらす」ことで抽出されます。

保温性に長けている陶磁器製で、湯切りがしやすいように注ぎ口が短すぎず、キレのよいのを選びましょう。ティーポットの選び方については後ほど詳しく説明します。

タイマー

紅茶をティーポットに入れてむらす時間は、茶葉の種類や大きさによって違ってきます。茶葉が大きいほど長い時間をかけないと旨味が存分に引き出せません。

最低でも細かい葉は2分、大きな葉は3分の時間が必要になります。たった1分の違いですが、これが味に大きく影響するため、タイマーを使って正確に測りましょう。

ティーストレイナー

ティーストレイナーとは茶こしのことを言います。細かい茶葉もこせるように、網目が細かく金属製のものを選びましょう、茶こしの部分と受け皿がセットとなっているものが便利です。

ティーポットコゼー

ティーポットコゼーとは、ティーポットの保温性をより高めるため、ティーポットにかぶせる布製のカバーのことです。厚手で綿がたっぷり入ったものを使えば、お茶は40分もおいしく熱いまま楽しむことができます。

[2]紅茶を楽しむための食器

次は紅茶を飲むときに使う「食器」をご紹介します。自分の好みに合わせて選ぶと、ティータイムがより楽しくなります!

カップ&ソーサー

日本では小さめなテーブルが多いので、コンパクトな大きさが扱いやすいでしょう。カップはふちが薄手のものを選ぶと、さらに味が感じられるようになります。カップの選び方については、後ほど詳しく説明します。

ティーバッグサーバー

ティーバッグを使う場合、いれた後にティーバッグの置き場に困らないように小さなお皿があるとよいでしょう。お気に入りのデザインを選ぶと楽しくなります。

ティーマグ

仕事をしながら紅茶を楽しみたい方は、ティーカップよりもティーマグをおすすめします。安定感があり、自分が持ったときに取っ手が持ちやすく、飲みやすいものを選びましょう。

ティーカップと同様、紅茶の味がきちんと感じられる、飲み口の薄いものを選ぶとよいでしょう。

蓋&茶こし付きティーマグ

リーフティーを1人分だけいれるときに便利なのが、保温と蒸らしをするための蓋と、茶葉を処理するための茶こしがついているティーマグです。オフィスでも手軽にリーフティーを楽しみたい方におすすめです。

ティーグラス

アイスティーをいれる場合は、氷が溶けると味がどんどん変わってしまうので、大きいグラスではなく200mlほどの小ぶりのものを使うと、飲み終えるまでに時間をかけることなく、美味しさを保つことができます。

ジャグ

水出し紅茶を作るためにはジャグがあると便利です。冷蔵庫に入りやすい形を選ぶとよいでしょう。小さめのもので、数種類作り置きしておくのもおすすめです。

プレート

紅茶と一緒にスイーツを楽しむにはプレートが必要です。日本人はそこまで大量のスイーツを食べることはないので、直径12㎝程度の小ぶりのものを持っておくとよいでしょう。

[3]もっと紅茶を美味しく!紅茶道具の選び方のポイント

紅茶をいれるときに最も欠かせない道具はやはりティーポットとティーカップですよね。メインとなる紅茶道具なので、種類も多くどれを選んだらよいのか迷ってしまうでしょう。そこで、ティーポットとティーカップの選び方をさらに詳しく説明します!

ティーポットの選び方

まず、美味しく紅茶をいれるためには、形が丸いことが重要です。茶葉は、紅茶をむらしている間にティーポットの中を循環します。これをジャンピングといいますが、茶葉が広がり、紅茶のおいしい成分を十分に引き出すのに重要な役割をしています。

そして、ポットが丸みをおびているものほど循環の効率が良くなります。

次に、ティーポットがいれる量に合ったサイズであることも重要です。大きいティーポットで少量の紅茶をいれる場合、いくらポットの形が丸くても、底の方に紅茶が溜まると循環の効率が悪くなります。

また、ティーポットの素材に関しては、保温性を重視するのであれば陶磁器製を選ぶのがよいでしょう。しかし、中の状態を見ることができないのがデメリットです。

ガラス製のものは保温性には欠けますが、中身を見ることができるという利点もあります。

そして、目盛りがついているものが多くあるため計量がしやすいです。ティーポットの素材は、どの機能が一番大事かで選ぶとよいでしょう。

ティーカップの選び方

ティーカップの形は、紅茶の味を感じやすくするために、飲み口は薄いものを選びましょう。高台は高めに作られているものの方が、ソーサーの冷たさが伝わりにくいため、冷めて美味しさが無くなるのを防いでくれます。

紅茶は味だけでなく色を楽しむこともできます。紅茶の色を美しく引き出したいときは、底の浅いものを選びましょう。カップの内側に絵が描かれているものもありますが、紅茶は底が透けて見えるので、いれたときにとても美しく見えるのでおすすめです。

[4]紅茶を入れるときの道具の使い方

リーフティーで紅茶を入れるとき

必要な道具がそろったところで、実際に紅茶をいれてみましょう。はじめのうちは茶葉の量やむらす時間など、勘に頼らずきちんと計測することがポイントです。ながら作業ではなく、紅茶をいれることだけに集中すると、より美味しい紅茶に仕上がります。

1. ポットを用意する
別の香りと混ざらないようにきちんと洗って使いましょう。また、いれる量にあったサイズのポットを選んでください。一人分をいれる場合には、ティーポットでは大きすぎるので、茶こし付きマグがおすすめです。

2. 汲みたての水を強火で短時間で沸かす
強火で短時間で沸騰させることで空気がいっぱいふくまれたお湯となり、茶葉が開きやすくなります。

3. ティーポットとティーカップを温める
お湯をティーポットとティーカップに少量ずつ注ぎ、全体にいきわたるように回し、温まったらお湯を捨てます。

4. キャディースプーンで人数分の葉を計り、ポットに入れる
すりきりが基準ですが、ミルクティーのときは多め、お腹に負担が無いよう軽く楽しみたいときは少なめにするなど、その日の気分や飲み方で調整するとよいでしょう。

5. 沸騰したお湯をそそぐ
紅茶のおいしさの成分である「タンニン」を抽出するには90℃以上のお湯が必要ですので、必ず沸騰させましょう。また、お湯の量は1杯で150~200ml必要です。ポットに目盛りがない場合でも、計量カップできちんと量ってから注ぎましょう。

6. 2~5分むらす
むらすことによってタンニンがカフェインと結びついて紅茶の旨味が引き出されます。むらす時間は茶葉の種類、飲み方によって異なるため、調べておくことが大切です。

7. ティーストレイナーを使ってカップにそそぐ
最後の一滴までそそぎきることが大切です。どんな紅茶の種類でも、最後の一滴にはその茶葉のおいしさのエキスがつまっています。

ティーバッグで紅茶を入れるとき

基本はリーフティーのいれ方と同じです。ティーバッグはリーフティーよりも簡単に紅茶をいれることができるため、リーフティーよりも劣っていると思う方もいるかもしれません。

しかし、茶葉は開封後使い切るまでに時間がかかり鮮度が落ちていくのに対し、ティーバッグは開封されるまで最もおいしい状態が保たれているため、鮮度の良い紅茶が楽しめます。

それに加えて、リーフティーは茶葉の量を自分で量らなければなりませんが、ティーバッグの茶葉の量は美味しく飲めるようにすでに計算されています。

なので、ティーバッグでも本格的なおいしい紅茶をいれることができます。

1. ティーポットとティーカップをあらかじめ温めておく
2. 温めたカップにティーバッグを入れ、沸騰したお湯を注ぐ
3. 温度が下がらないよう蓋をして、2~4分むらす
4. ティーバッグに残っているおいしさのエキスをしぼる

高品質なティーバッグはしぼっても破れることはありませんので、必ずしぼってください。

[5]おすすめの紅茶道具のプレゼント

紅茶道具は自分で使うだけではなく、友人や大切な人にプレゼントするときにもおすすめです。紅茶を今からはじめたいという人であれば、紅茶をいれるのに必要不可欠なティーポットやティーカップ&ソーサーなどを贈るのがよいでしょう。

紅茶が好きな人であれば、キャディースプーンやティーポットコゼーなど、ティータイムをより華やかにするものを贈るとよいかもしれません。紅茶にシュガーを入れる方には、シュガーボウルやティースプーンをプレゼントするのもおすすめ。

また、茶葉やティーバッグセットは、プレゼントだけでなくちょっとした手土産や引出物としても最適です。

おすすめのティーバッグセット①【新!カレル定番ギフト】20 tea lovers缶(ティーバッグ20p)

ティーバッグ20p(4種×5p) 3,024円(税込)

長年人気の王道紅茶をセレクトしており、イラスト入りの缶は飲み終わった後も入れ物として活用できます。ギフトで迷ったときはこれを押さえれば間違いなしです!

おすすめのティーバッグセット②【新!カレル定番ギフト】40 tea lovers缶(ティーバッグ40p)

ティーバッグ40p(8種×5p) 5,400円(税込)

長年人気の王道紅茶をたっぷり40袋詰め合わせたティーバッグアソートセット。20 tea lovers缶同様、イラスト入りの缶は飲み終わった後も活用できます。手土産や引出物、季節のイベントなどにもおすすめです。

[6]紅茶道具を揃えておうち時間を楽しく過ごそう!

今回ははじめて紅茶をいれる方のために、最低限そろえておきたい道具とその選び方、使い方について紹介しました。紅茶道具はシンプルなものからゴージャスなものまでデザインが豊富なので、きっとお気に入りのものが見つかると思います。大切な人にプレゼントする場合は、相手の好みの形やデザインを考えながら選ぶのも楽しいですよね。自分だけのティーセットを揃えて、ティータイムをさらに楽しくしましょう!

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